チャットエッチ

「不倫はよくないわ」と恵子が言った。
確かに不倫はよくない。配偶者を持つ男性が他の女性と姦通することは倫理上許されることではない。しかし、配偶者との関係を整理して愛人である恵子と正式に再婚をする流れがあるとすればどうだ？それは不倫ではなくて婚前交渉の類だ。もちろん、まだ籍がある内は好ましいことではないだろう。順番を間違えているという誹りは当然である。だが、もう冷え切ってしまった妻との関係は手続きが完了するまで待てないくらい苦痛なのだ。僕はそんな苦痛と付き合えるほど、出来た人間ではない。
「私はあなたと一緒になる気はないけどね」と恵子が言った。
彼女特有の照れ隠しだと思う。こうして毎晩のように姦通していて、もう既に夫婦も同然ではないか。私の言葉責めと舌技に、直接挿入せずとも恵子は濡れ濡れのはずだ。
チャH
それは運命の出会いだった。恵子は私の理想の女だった。妻との出会いは何だったのか？恵子とエッチした時、私は運命の歯車が狂っていたことに気づいた。なぜ、もっと早く恵子が僕のもとに現れてくれなかったのか。
「それもまた運命なのよ」と恵子が言った。
恵子はきっと、何だかんだと僕が妻と別れられない運命にあることはわかっている。
だからこそ、私たちは燃え上がる。通話越しの恵子の喘ぎが艶めかしい。障害があればあるほど欲望は熱く暗く燃え上がるのだ。うっひょー！チンコビンビンだぜー！
「で、なんでそうなるのかなー。不倫相手にそんなこと言わんでしょ？」と恵子が呆れたように言った。
あ、イカン、本性が出た。チャットエッチはイメージプレイの世界だ。キャラになりきって空気を堪能した人間が勝つ。
でもねえ、ケーコちゃんの喘ぎはチンコビンビンになっちゃうんだよね。チャットエッチ限定不倫プレイはここまでだ。
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